愛社精神。創業者以外は無用の長物。

働き方

こんにちは。経済的自由を目指してサラリーマンをやっています、ウィルフリーマンと申します。

会社にお勤めの方に質問ですが、「愛社精神」ってお持ちでしょうか?

創業者の人以外の「愛社精神」は、ただの洗脳ですよ…というお話です。

愛社精神のある会社員は10%以下

少し古いデータにはなりますが、日本人の会社に対して忠誠を誓う人の割合は他の国よりも低く、10%以下だというデータもあります。

逆に、「会社に反感をもっている」「会社にコミットしていない」と答えた日本人は33%にのぼったとか…。

わずか10%の人が会社のために身を削って働いているのですが、一方で3分の1もの人が自分の会社に対して敵対心を持っているということです。

こんな状況では、日本の労働者の生産性が諸外国に比べて低いというのも納得ですよね。

参考:「日本人は世界一、自分の会社を嫌っている」東洋経済

会社との関係は、友人関係や恋愛関係に近い

私も昔は愛社精神を持っていたこともありました。

内定をもらってからや、入社したての頃は、「自分なんかを雇ってくれた会社、ありがとう!会社のために懸命に働こう!」と思っていました。

いまでももちろん懸命に働いてはいますが、愛社精神についてはカケラほども無くなりました。

社員が会社をどう思うかは、友人関係や恋愛関係に近いのではないかと思います。

最初のうちは親しく感じ、相手を信頼していますが、次第に相手の悪い面や実際のところが見えてきて幻滅したりします。

最悪の場合、最初と話が違うような事態が起こったり、裏切られたりして相手を信頼できなくなります。

そして、一度失った信頼を取り戻すことは大変難しい。

まさに友情や恋愛などの人間関係と同じといえると思います。

愛社精神は、マインドコントロールの道具

愛社精神がある状態とない状態、両方を経験して思うことは、「愛社精神」というものは、経営者に都合の良いマインドコントロールのための道具なのだということです。

従業員が愛社精神を持っていれば、いかに会社に貢献できるかを考えて行動するでしょうし、プライベートの時間を削って残業や休日出勤にも喜んで応じます。

会社がどんな酷な辞令を出しても耐えられますし、自ら会社を辞めるなんて考えもしません。

これらはすべて、会社の上層部、および経営者にとってたいへんありがたいことですよね。

社会的にみて愛社精神を持つことが良いこととされているのは、経営者にとってその方が都合がいいからです。

従業員「個人」の幸せ、という視点で見た場合、愛社精神を持っていることで得することなど何もないのです。

もちろん、会社を自分で立ち上げたなど、創業者自らが愛社精神を持っているということは、良いことであり、ある意味当然のことです。

ですが、会社に雇われているいち従業員が「愛社精神」を持っているというのは、非常に危険な思想であると言わざるを得ません。

まとめ

「愛社精神」は経営者に都合のいいマインドコントロールの手段でしかありません。

会社に属した状態で、本当に自分「個人」が幸せになるためには、愛社精神は持たないようにする(必要に応じて、持っているふりをする)のが一番間違いないと思います。

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