ローンや保険は機会損失こそが最も大きな損

考え方・マインドセット

「機会損失」という言葉をご存知でしょうか。

よくある機会損失

機会損失とは、「最大の利益を得る決定をしなかったために得られなかった損失」です。

例を挙げますと、一日適当にダラダラ過ごした場合。もしその一日でバイトなりしていたならば、少なくとも5,000円は稼げていたかもしれない。それなら、一日ダラダラ過ごした場合は、経済的に見て5,000円の損をしているということになる。これが機会損失の考え方です。

機会損失は、様々なケースでその考え方を用いることができます。機会損失の考え方をもっていないと、本当に自分がやるべきことを見誤ると思います。

たとえば、家や車などのローン、保険において大きな機会損失が発生しているということを理解している人は少ないと思います。ローンや保険において機会損失しているものは何になるでしょうか。

ローンや保険における最大の機会損失とは

ローンや保険など毎月お金を支払うことによって、投資や貯蓄に回すお金が少なくなり、それが機会損失だ、というのも正解かと思います。しかし、これらの最大の損失は「学習機会損失」だと私は思います。

家や車のローンを組んだ場合、基本的にさらにそれ以上のローンを組むのは信用的に難しくなります(特に家の場合)。となると、ローンを組めない投資行動しかできなくなるため、不動産投資でローンを組んで大きく投資する、ということはできなくなります。日々のローン返済に充てるお金で精いっぱいとなるとなおさらです。

そうなると、自分にできないとわかっている不動産投資を勉強しようとする人はいるでしょうか?そんなの勉強しても無駄ですよね。この、学習機会が損なわれてしまうことが、一番の損失なのだと思います。

保険も同様で、保険に入ることによって、(たいていは偽りの)安心感を得ることができます。病気になったり、事故を起こしたりしても、保障があるから大丈夫だ、と心のどこかで思ってしまうのです。病気にならないようにするための努力や、事故を起こさないようにするための努力が多少なりともおろそかになってしまうのです。

心当たりのある方もいるのではないでしょうか。

ローンや保険が必ずしも悪いと言っているわけではないのですが、これらの契約をする場合は、機会損失を伴うのだということを理解したうえで行う必要があるのではないかな、と思う次第です。

それでは!

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