「最近の若者は…」というよくあるセリフ
「最近の若者は…。」というセリフ、会社で上司や先輩が新人に対して、 一度は発したことのありそうなセリフですね。古代エジプトの墓に眠っていた石版にも「最近の若者は…」というくだりが書かれていたとか。
このセリフのあとにはたいてい、「礼儀がなっていない」とか、「責任感が無い」とか、ネガティブな言葉が続きます。
私の勤める会社でも、こういった話はちょくちょく話題に挙がります。私は勤続10年の中堅どころなので、最近の若者について語れる立場なのですな。
そこで、過去にニュースなどで話題になった話がありました。最近は、歓送迎会や忘年会などの飲み会などに参加するとき、「給料は発生しないのですか?」とか「行く意味はあるんですか?」とか、平気で聞いてくる新人がいるそうです。
上司先輩からすると、コミュニケーションを軽く見ている、とんでもない輩だと。
そんな人がいるんだ〜、と聞いた当初はビックリしましたが、 よくよく考えると、最近の若者は賢いのだ、ということがよく理解できました。
そもそも、飲みニケーション自体が時代錯誤であり、個人が尊重されるこの時代。彼ら若者は、会社という閉鎖された組織内で自分の地位や信頼を上げることよりも、自己研鑚や節約、勉強に時間とお金を投資したいのでしょう。
彼らに飲み会に参加しない理由を問い詰めたとしても、彼らの本音である「あなたたちが頑張っているこの会社は私の主戦場では無いので、そんなところの社員とコミュニケーションを取っているヒマは無いんです。」なんてバカ真面目に答えてくれる人はそれこそ居ないでしょう。
ひとつの会社にずっと勤務しつづける、という考えなんて、もはや過去の遺物です。
最近の若者が、車や、ブランド物などを欲しがらず、特定のパートナーを持たず、結婚もしない、という話やデータを見聞きすると、やはり若者が賢くなっているのだなと実感せざるを得ません。
これらはすべて、負債であったり、浪費であったり、自分の生き方に制約を加えるものでしかないからです。
賢い彼らは、会社で仕事をし続けることに早々に疑問を感じて、行動を起こす可能性が高いと思われます。
特に若者は失うものが少なく、行動力に優れているのでなおさらです。今後私は投資家のはしくれとして、このような頭のキレる若者たちと同じ土俵で戦わなければならないのです。
経済的自由への道は競争というわけではないのですが、未来あふれる若者が積極的に参入してくるとなると、彼らと比べて私の道は、前途多難に思えてきてしまうのでした…。
まとめ
最近の若者はおそらく賢いです。彼らの行動にある背景を読まないとなりません。それがおそらく最新最先端の現代事情だと思われます。
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