独身者と配偶者ありの人では、独身者のほうが経済的自由(セミリタイア)を達成しやすいという事実は俄然として存在しています。
それは、自分の意志だけで生活費を切り詰めるといったことができるということと、そもそも配偶者は負債であることが多いからだと思います。(セミリタイア希望者が主に稼いでいる場合。)
嫁は負債、子供も負債
嫁は負債です。子供も負債です。
…ちょっと待ってください。血も涙もないヤツだと思わないでください。「経済的に見て」という前提や、嫁が専業主婦だったりパートだった場合という前提がつきます。
ただ、経済的に見たとき、嫁子供が負債というのは明確な事実なのです。
もちろん、人生の満足度的に見て…とかいう話ですと、単純に嫁子供がいないよりはいたほうが満足度は高いと思います。
しかし、嫁や子供は負債です…。
単純にその話を誰かにすると、まず間違いなくドン引かれることでしょう。ですが、経済的に考えると、やはりどう考えても嫁や子供は負債なのです。
なぜ嫁は負債なのか
かくいう私にも妻がおります。いちおうフォローを入れておきますと、私は妻を愛していますし(照)、離婚する気もありませんよ。
ただ、経済的な観点で見ていくと、負債であるという結論になるだけです。そこをちゃんと認識しておくのか、それとも臭い物には蓋、で認めないままにしておくのかで、その人の金銭的なリテラシーが問われると思います。
まず、負債の定義ですが、これはロバートキヨサキ氏の著書「金持ち父さん 貧乏父さん」にならい、「自分のポケットからお金をとっていくもの」とします。とても分かりやすい定義ですよねコレ。
ちなみに負債とは逆の、資産の定義は「自分のポケットにお金を入れてくれるもの」です。
この定義に沿って妻をみていくとどうでしょうか。
妻は私の扶養家族で、毎年100万のパート収入を得ています。加えて、配偶者控除となるため私の所得税が多少安くなりますが、38万円に対する所得税分ですから、それは微々たるものです。
一方、私たちの家庭の生活費は、年間ざっと300万くらいです。これを2人で割って、1人当たり150万ですね。
妻の収入100万に対し、生活費は150万円。はい、結論出ましたね。
子供は、計算するまでもない
子供はもう、計算するまでもありませんね。子供は一人育てるのに養育費が約3,000万かかるといわれています。
超長期的な視点でいくと、成人したら大物になって、養育費以上のお金を稼ぎだしてくれるかもしれません。ただ、そのお金が親である自分に返ってくるかというとまた別の話ですよね。
自分が親に対して3,000万円以上の仕送りをしてきたか、といわれると、大概の人はNOだと思います。
何度も繰り返しますが、あくまでこれらの資産/負債の判断は、「経済的に見て」という話になります。家族や子供に囲まれた生活があれば、どんなにお金に困っていてもかまわない、という価値観であれば、別に他の人がとやかく言うものではありません。
セミリタイアに特化した家族構成とは
妻や子供を持つことを経済合理性で判断すること自体はどうかと思いますが、嫁子供が負債であるということを理解していると、セミリタイアを達成している人に独身者が多いのもうなずける話になります。
また、ここまでは嫁が専業主婦やパートほどの稼ぎである場合の定義でしたが、嫁に生活費以上の稼ぎがあるならば、一転してその嫁は資産となります。
なので、セミリタイアだけに特化して考えた場合、夫婦共働きの子供なし(DINKS:ディンクス(Double Income No KidS) といいます)が最強ということになりそうです。
独身の方は、このまま一馬力で頑張るか、フルタイムで働いている、子供を欲しがらないパートナーと結婚するのが、最適解ということになりそうです。
うちの妻も、フルタイムで働いてくれないかなぁ…。
それでは!
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