FIRE、経済的自由、アーリーリタイア、セミリタイア。それぞれの意味は?

セミリタイア

FIREや経済的自由といったワードが認知され始めて久しいですね。今回は、これらのワードがどういう意味で使われているのかの確認と、本ブログではそれぞれのフレーズがどういった意味で使われているのかを定義したいと思います。

各書籍やブログなどによって、それぞれの意味が違っていたりするので…。

まずはそれぞれの言葉の意味からです。

FIRE (Financial Independence and Retire Early)

まずはFIREの定義からです。そもそもFIREとはFinalcial Independence and Retire Early の略語で、直訳すると「経済的自立と早期退職」ということになります。

FIREという言葉自体はごく最近提唱されてきたもので、アメリカの若者の間で流行している一大ムーブメントから広くその名が知られるようになりました。

英単語に含まれているように、経済的に会社に依存しないようになる、ということと、会社を早期退職する、ということを合わせた言葉ということになります。

退職後に仕事を全くしなかったとしても、生活していけるだけの資産があるという状態になり、仕事を辞めました、という状態です。

経済的自由

続いて経済的自由の定義です。こちらも、経済的に会社に依存していないという状態は同じです。

ですが、会社からの収入が無くても生活できる、というよりも、お金は好きな時に好きなだけ使うことができる状態、といった方が、この言葉の定義として正しい気がします。

FIREでは経済的に「自立」はしていますが、「自由」にお金を使えるというわけではないかもしれませんよね。

ですが、経済的自由の定義はまさに、資本経済の中での行動が完全自由である、という意味です。

また、もうひとつFIREと異なるのは、仕事をしていても経済的自由な状態ということはあり得るということです。会社で働くも働かないもその人の自由であり、経済的自由だけど働くのが好きだから働いている、というケースもあり得ますね。

アーリーリタイア

アーリーリタイアは、日本語訳では「早期退職」です。

ですので、FIREの言葉の定義から、「経済的自立」を取り除くと、アーリーリタイアになります。

なので、定義としては、経済的な自立を達成していようがいまいが、定年退職を迎える前に仕事を辞めることをアーリーリタイアと定義します。貯蓄がある程度あって、それを切り崩して生活費を埋めるといった場合には、アーリーリタイアですね。

ですが、経済的自立ができていないのにアーリーリタイアする場合は、その後必ず何らかの形で働かないと、生活するためのお金が足りなくなってしまいます。なので、経済的自立を達成しないままで、貯蓄もなくアーリーリタイアする、というのは現実的ではありません。

このため、一般的に「アーリーリタイア」と言った場合、経済的自立を伴ったFIREであることが多いですね。

セミリタイア

さて、最後のセミリタイア。こちらが我々サラリーマンが最も現実的に達成しうる状態である、「経済的に完全自立はできていないが、早期リタイアする」というものです。

経済的自由でもありませんし、会社を辞めたら生活費をある程度は稼がなければなりません。

ですが、フルタイムの仕事は辞め、働きたいときに働きたいだけ働き、投資などの収益だけでは足りない分の生活費を補う、というリタイア状態を指します。

セミリタイア後にどの程度働くかによって、セミリタイアの達成可能性は変わってきます。

セミリタイア時の貯蓄がかなりあれば、働くのは週1日であったり、かなり少ない労働でも生活はしていけるでしょう。逆に、貯蓄が少ない場合でも、セミリタイア後にある程度働くのであれば、すぐにでもセミリタイアは可能かもしれません。

ただ、フルタイムで働かないためにセミリタイアしたのに、その後も多く働くようでは、本末転倒となりかねません。そのあたりはバランスが大事ですね。

まとめ

FIRE、経済的自由、アーリーリタイア、セミリタイアの定義について記述しました。

本ブログでは上記の定義として言葉を使用しますが、各種書籍やブログでこれらの言葉が使われている場合、どの状態のことを表しているのか、というのは意識しておいたほうがよいと思います。

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