こんにちは。経済的自由を目指してサラリーマンをしています、ウィルフリーマンと申します。
今回は、日本のサービスは素晴らしい。それがゆえに、労働者として働くのは最悪、というお話です。
日本の製品やサービスは素晴らしい
日本人の共通認識としてあることだと思いますが、日本の会社の製品やサービスって、品質が高いですよね。
「Made in Japan」というだけでブランド価値があるというか。
電化製品とか食品とかでも、「日本国内で製造しています」の一言が記載されている商品のいかに多いことか。
最近は特にそうでもなくなってきたという話もありますが、まだまだ日本の製品やサービスは諸外国に比べるとクオリティが非常に高いと思います。
これは、日本人として世界に誇れることだなと思います。
では、日本の労働環境はどうか
製品やサービスのクオリティが高いということは、基本的に労働者に求められる基準も高くなるということを意味します。
定型業務としてマニュアルに従って作業するにしても、品質がそこそこの製品やサービスを提供するよりも、品質が高く満足される製品やサービスを提供する方が、労働者が気にしなければいけない項目が多くなることは、想像に難くありません。
日本で労働者として働くということは、「Made in Japan」の製品やサービスのクオリティを担保するということですので、自然と労働者としての環境は厳しいものになります。
それを裏付けるデータとして、2019年に実施された「各国の駐在員が働きたい国ランキング」で日本は33か国中32位という結果になっています。(英国・金融大手HSBCホールディングスの調査より)
日本の文化や伝統が好きだという外国人でも、日本で働くことはごめんこうむる、というわけです。
これはとても納得のいく話です。
日本で消費者でいるということは、高品質の製品やサービスの恩恵にあずかれます。
ですが日本で労働者でいるということは、高品質の製品やサービスを提供するためのシワ寄せを大きく食らうことになるのです。
高品質の製品やサービスの裏には、厳しい労働環境で働く労働者の姿があるのです。
たとえば、以下のようなサービスには、わかりやすい労働者の苦悩があります。
・24時間営業のお店
いつでも開いている ⇒ いつでも働かなければならない
・即日配送/即日対応/○時間以内に対応
すぐに対応してもらえる ⇒ 労働時間外でも休日でもすぐ対応
・気遣いのゆきとどいたサービス
細部まで行き届いた配慮 ⇒ 過剰な注意、過剰な対応、やるべきことの増加
外国人が労働する国として日本を選ぶわけがない
そもそも外国人は、多くの日本人と違って、定時に帰って家庭を大事にする、という基本的な価値観があります。
私も海外出張で外国人労働者と働くことがありましたが、積極的に残業をしようなんてのは日本人だけです。
そんな定時帰りが基本の外国人が、残業して当たり前の日本企業でやっていけるかというと、難しいのではないかなと思います。
忙しいのに定時で帰る外国人社員を、日本人社員は快く思わないでしょうし、外国人労働者としてもそのような環境で働きたくはないでしょう。
それに、日本人が日本の労働環境を良いと思わないのに、外国人がそれを良いと思うはずがないですよね。
まとめ
日本の製品やサービスの品質は高いですが、それは労働者の労働環境の犠牲のうえに成り立っています。
日本人すら良いと思わない労働環境で、外国人が働こうと思うわけがありません。
日本で一番いいとこどりの生き方というのは、消費者であるが、労働者ではないという状況になります。
そう!セミリタイア状態のことですね。
それでは!
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